jesuisfatigue’s diary

日々闘い続けるオッサンの記録です

たまたま目にしたブログでブログを書いてみた

このところ、起業に向けた準備が佳境に入っている。イマドキの会社組織としては対外的な情報発信も欠かせないので、こことは別に定期的なコラム執筆をはじめたところ。実はこれからキャリア開発、人材流動化ビジネスに進もうとしているので、そっち方面のニュースが無意識に目に入ってくるようになった。

そんな訳で、今日気になったのはブログ更新しようとして開いたはてなの最新ブログ。

(ところで、ブログへの引用ってこんな感じで勝手にやってよかったんだっけ?問題あればだれか教えてください。)

技術立国だったはずの日本だが、理系人材(この文系・理系という乱暴な区別は個人的に大嫌いだが、ここでは便宜上使わせてもらう)の研究職としてのキャリアルートにおける待遇の悪さは以前から指摘されている。このくまさんのブログはそのことに気づき、勇気をもって人生の決断をされた方のリアルな心情がつづられている。「今の会社は好きだし感謝するが、ここでは自分の明るい未来は描けない」というのは多くの理系人材の抱える悩みなのではないだろうか。

私の友人も長らく大学に残り理系の研究職を続けている。それほど突っ込んだ話をした訳ではないが、政治的に動き教授ポストを得ない限りその雇用は不安定なようで、つい数年前も教授の退官?か何かの都合で新たな職探しをしていた。これでは理系を目指す若者に憧れを抱かせ、自信をもってその道を勧めていくことは難しい。そしてこのブログ主のくまさんがNTTを離れて移った先がGoogle。グローバルな世の中、Googleで働くことが人材流出とは考えないが、日本企業の元気の無さの一因はこんなところにもあるのでは。

大学サイドはこの問題に対し危機感を持ち、以前より様々な行動を起こしている。つい最近ではこんな記事もあった。

記事中で指摘されているように、グローバル企業の幹部クラスにはドクター・マスター学位取得者が多い。すなわち大学院での学びが「ペイ」する仕組みがあるのだ。日本に必要なのは大学サイドの努力だけではなく、この問題の解決だ。もしこれからビジネスを進める中で、優秀な人財のミスマッチを防ぎ日本の再浮上に微力ながらも貢献してるという感覚が持てたなら、人生の後半戦、少しは充実感も得られるかな。